自己責任という暴力 コロナ禍にみる日本という国の怖さ [ 齋藤 雅俊 ]

自己責任という暴力 コロナ禍にみる日本という国の怖さ [ 齋藤 雅俊 ]

コロナ禍にみる日本という国の怖さ 齋藤 雅俊 未來社ジコセキニントイウボウリョク サイトウ マサトシ 発行年月:2020年09月02日 予約締切日:2020年08月12日 ページ数:226p サイズ:単行本 ISBN:9784624411046 齋藤雅俊(サイトウマサトシ) 1956年、東京都生まれ。

1980年、東京外国語大学イタリア語学科卒。

2006年、フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)日本学科修士課程(DEA)修了。

TBSで報道局社会部デスク、パリ支局長、取材センター長、映像センター長、編集主幹、スペシャリスト局長、「JNN報道特集」制作プロデューサーなどを歴任。

現在、TUY(テレビユー山形)取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 親の責任が求められる国(集団責任/さまざまな責任と謝罪)/第2部 自己責任・イラクより怖い国(イラク人質事件で問われた自己責任/自己責任というキーワード)/第3部 責任の正体(責任小史/責任という不条理)/第4部 この国を覆う空気と責任(日本固有の責任の背景) 日本人を根底から問う警世・警告の書。

長いことテレビ報道の第一線で社会問題に対面しつづけた著者は、現在のコロナウイルスに見舞われた日本人の心理的対応のなかに隠された怖さを見出す。

パリ支局長時代に経験したイラク人質事件に見られた日本人の「自己責任」という名の官民あげての暴力的なバッシングは、世界の目からは異常な日本人の心性として目に余るものと見られた。

海外でそうした批判や疑問を身近に目撃した著者は、「同調圧力」「自粛警察」などのいまにいたるも変わることのない日本人の精神的な抑圧構造を見抜いている。

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